今年の発表会は、パワーポイントに加え動画も使うなど、提示の仕方も工夫しながら、各々がオリジナリティ溢れる内容を発表された。その意欲的な取り組みは聞く者の心をとらえ、素晴らしい学びの場となった。
1.Yさん
野菜だけでなく、スダチの花等の果樹の動画もバックミュージック付で流し、見る者を楽しませてくれた。観察の記録をこまめにされていた。
2.Tさん
親子で取り組んだ月毎の記録を提示し、4月~8月、9月~2月の総まとめもして、全体をしっかりと、分かりやすくまとめていた。息子さんがひょうたんに興味を持ち、塀沿いに植えるという試みもされたこと、ザボンの花の香に驚いたというエピソードが印象的であった。
3.Muさん一家
今年度のユニークな取り組みは、桜島大根をお父さんが鹿児島で購入した種から育てたこと。一番大きなカブは4.5kgのものが収穫できた。息子さんが抱いているビオトープの構想は池の構造や使用する水中植物等、具体案まで示され、よく研究されていた。
4.Miさん一家
3つの項目を設定し、ポイントをうまくまとめていた。
- 「1年を振り返って」では、今年の野菜の出来具合(メークインは最大278g、男爵は最大214gのものを収穫等)、娘さんはへべスがあれば、野菜がいくらでも食べられる程、
へべスが大好きというフルーツファームの話、自分の畑を持っているお父さんは白大根
のべったら漬け、カブで千枚漬けを作ったことを発表された。娘さんが画用紙に描いたトンボや果実の絵は生き生きとして迫力があった。 - 「畑で見つけた生き物」ではヒバカリ、ニホントカゲのリアルな写真があった。
- 「疑問に対して調べたこと」では、アーモンドの実ができなかったのはなぜ?デコポンのデコがあるのとないのと何が違うのか?等、みんなも疑問に思ったであろう事を調べてまとめていた。
5.Sさん
西福井ファームに参加することに至った経緯を話され、西福井での取り組みがまだ周知されていない状況の中、ネットで動画配信を始め、“西福井盛り上げ作戦”を考案して発表された。新プランを企画し、チラシも作り、友人やインスタグラムで新たに繋がった人たちを巻き込んで、本当に意欲的に活動されている。
発表後、お菓子、紅茶(フルーツファームの無農薬レモンで作ったハチミツ漬け入り)を美味しく頂きながらの交流会では、色々な話に花が咲いた。その傍らにはフルーツファームから持ってきた濃いピンクの花満開の梅の枝が。(Y.Oの報告)
この記事へのコメントはありません。